2016年10月 5日 水曜日

三連覇の快挙

日本がノーベル賞で見事な三連覇を飾った。東京工業大学の大隅教授が「オートファジー」の研究でノーベル医学生理学賞を受賞された。将来的に難病のパーキンソン病やアルツハイマー型認知症の根本治療にも役立つ素晴らしい発見である。「オートファジー」の解明一筋に10年以上の歳月を費やし、世界の人々のために日夜研究を継続した素晴らしい成果である。現代の悪しき風潮である、汗を流さず自分のみの利益を追い求めることの愚かさや下品さ、なにかと言えば見返りを求める軽薄さを知らしめてくれた、それと同時に一つのことを高い使命感をもって努力を継続していくことの大切を改めて教えてくださったのである。大隅教授は福岡のご出身であり、福岡高校のご卒業である。福岡高校は私の父の出身高校でもある。もし父が生きていたらどんなに喜んでいただろうと感じる。私たちと同じ郷土から偉大なるノーベル賞受賞者が輩出されたことは実に喜ばしいことである。私も大隅教授と同じ科学者として、地域の人々のため、日本の人々のために貢献できるよう日々精進していくことの大切さを再認識した。

投稿者 医療法人案浦クリニック

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